プロモーションを含みます

DMM英会話で本当に英語を話せるようになるのか

多国籍な男女4人

★★★★☆ 口コミ体験談投稿者:安倍さん(30代会社員男性)

「DMM.com~♪」。よくCMで耳にするフレーズですよね。よく聞くけど何の会社か知らなかった私。今回、初めてサイトをのぞいてみました。ゲーム、動画、電子書籍といったデジタル関係のビジネスの他、通販、証券、格安スマホ、アイドル(!)、パチンコ(!?)、競輪(!??)まで、多角的に事業展開している会社なんですね。

DMM英会話もその中の一つ。レッスンは一回25分間、体験レッスンでは2回が無料受けられるそうです。

私が現在受講しているレアジョブ英会話はオンライン英会話専門の会社で、オンライン英会話に特化しているから月額料金がすごく安い!と思っていたのに、DMM英会話はもっと安いとの噂。その効果を実感できるかどうか期待しつつ、体験レッスンを申し込むことにしました。

DMM英会話で英語を話せるようになるのか体験

1回目はジャマイカ人講師

白いデスクの上の雑誌とコーヒーとポット

体験レッスン1回目はジャマイカ人講師。おおらかそうな表情の20代の女性です。動画の自己紹介での発音がクリアだったのと、大学での専攻が私と同じだったので選びました。

ところが、レッスン開始時間になっても先生からのコールがありません。「時間にいい加減な人なのかな?」と困っていると、DMM緊急時チャットサポートから連絡が入りました。講師から私のIDが検索できないというのです。サポートからの指示に従って、Skypeの設定を変更することで無事解決しましたが、そのやりとりに15分以上かかってしまいました。文字での説明なので電話に比べると時間がかかってしまったのかも知れません。

繋がった後は楽しく自己紹介をして、フリートークをしているうちに25分間のレッスン終了。短くて残念でしたが、とても感じのいい先生でした。

ただ、その後、届いたレッスンノートにはちょっとがっかり。レッスンノートは講師からのメッセージとレッスン中に使ったセンテンスなど、レッスンの記録を残すものです。そこに書かれていた内容が実際のレッスンとは全く異なるものだったからです。多くの生徒を相手にするので、講師もコピペで同じような内容をノートに残すのだろうとは思いますが、そのあたりの誠実さというか、より信頼をおける講師を次は選ぼうと思いました。

2回目はフィリピン人講師

壁に貼ったたくさんの紙を眺める男性

30代の優しそうな男の先生を選びました。趣味が「旅行」とあったので話が合うかな?という単純な理由です。

フリートークで話が弾まなかったら嫌だなと思い、DMM教材の中からトラベル/文化の日本編Kinkaku-jiを選びました。金閣寺や日本庭園を説明するための語彙や例文が出ていて、会話を進めやすいように写真もいくつか載っています。より詳しく説明するための準備として、ネット検索して金閣寺について英語で書かれたサイトをいくつか読んでおきました。

レッスン直前、教材のリンクに加えて、金閣寺に関するいくつかのサイトのURLも先生へ情報を送りました。Skypeのチャット機能を使うとこういったリアルタイムでの検索結果をすぐに送れるのが本当に便利です。

このようにある程度準備をして臨んだレッスンでしたが、結果的にはフリートークでほとんど終わってしまいました。話が弾んだとも言えますが、事前に指定した要望はうまく伝わっていなかったのかな?とちょっと不思議。もちろん、レッスン途中でもこちらの要望をきちんと言えば軌道修正はできます。が、話の腰を折るようでなかなか言えず、楽しいおしゃべりで終わってしまいました。DMM独自のレッスンを体験したかったのでちょっと残念!

なお、この先生とのはレッスン最後の5分くらいで、突然、Skypeが中断してしまいました。緊急時チャットサポートへの連絡は問題なかったので、先生側の回線の不具合なのでしょうか。それまで順調だった通信が突然に切れるという経験、初めてしました。

3回目はトリニダード・トバゴ人講師

椅子に座るスーツの男性の足

トリニダード・トバゴって聞いたことあるけどどこだろう?Google mapで見てみると、南アメリカに近いカリブ海の島国でした。公用語が英語とのこと。ビデオメッセージで話し方を確認したらバッチリいい感じです。今はジャマイカに住んでいるそうなので、二つの地域の話が聞けるのが楽しみです。

といいつつ、毎回フリートークで終始するのも芸がないので、今回はサイト上に公開されている豊富な無料教材の中からスピーキングテストを選んでみました。スピーキング力を客観的に測定するために作られた教材で、講師の指示に従いながら5つのセクションに分かれたテストを20分程度でおこないます。

このとき先生はナビゲーション役で制限時間を測ってテストがスムーズに進むように声掛けをしてくれます。最後に各セクションの評価を点数で示してくれるので、このレッスンは「スピーキングテスト」というタグがついた講師を選ぶよう勧められています。予約時にスピーキングテストに対応できる講師を絞り込めば簡単に見つかります。

ちょっとドキドキなスピーキングテスト

スピーキングテストの流れは次のとおりです。

  1. 単語や文章を発音する
  2. 130ワード程度の文章を読み上げる(オバマ元大統領のキューバ訪問に関する記事でした)
  3. テスト2の文章に関する質問に答える
  4. 一枚の絵を見ながら自分の言葉で状況説明をする
  5. 講師からの質問に答える。昨日は何したか?など、身近な話題

いずれもそれほど難しい単語は出てきませんが1分、2分と時間を区切られて対応するのでちょっとドキドキしました。

採点結果はテスト終了直後に、Skypeのチャット機能を使って先生から文字と口頭の説明で伝えてもらえます。私の結果は29/30でUpper intermediateのLevel 6。写真の描写に関する能力が弱いとのことでした。確かに聞かれたことには答えられても、ある情景を見て何をどう説明するか、一から自分で考えるのは苦手です。

その後、先生から今のレベルに合った教材と勉強の進め方のアドバイスをもらいました。質問にもたくさん答えてもらい、テストで実力判定をしてもらうと同時にDMM英会話での勉強の進め方の知識をつけつつ、英会話の練習ができると、一石三鳥のレッスンとなりました。これまで受けた二人の先生よりもプロフェッショナルな印象で、いい先生に巡り合えてラッキーでした。

POINT

スピーキングテストは基礎編がお勧め!
ちなみにスピーキングテストには基礎編と上級編、それぞれ10種類のテストが用意されています。基礎か上級って極端な選択だなと思いつつ、上級というのは気が引けて今回は基礎を選びました。これは正解でした。基礎ではレベル2から6、上級ではレベル4-8と幅を持ったレベルの判定ができるように作られているので、よっぽど自信がある方以外は、まずは基礎編から受けると気持ちも楽だと思います。自分の実力の伸びを確認するために、少し時間をおいてからもう一度テストを受けるといいですね。

4回目はセルビア人講師

道しるべ

今回の講師はヨーロッパの国から、美人で若い女の先生にしました。明るく聡明そうな雰囲気が印象的です。内容は市販の教材を使ったレッスン。「日本のことを英語で話そう」というテキストを選びました。

中学レベルの基本的な表現を使いながら、日本の文化や風習をわかりやすく説明できたらいいなと思ったからです。テーマは現代文化の中から「萌え」。ニュアンスを正しく説明するのが難しいかなと思いつつのチャレンジです。

いつものように予約を入れる時にレッスンへの希望を選択します。その時、教材名、テーマ、項目を順次選び、今回のテーマである「萌え」をリクエスト完了。予約完了と同時に、テキストへのリンクボタンが表示されました。クリックすると4ページ分のテキストが見られるようになりました。萌えとは何か、外国人に説明するための語彙、説明文などがあります。

ざっと目を通した感想は「う~ん、ちょっとニュアンスが違う気がする。萌えという言葉の実際の意味や使われ方、そしてそのサブカルチャーが生まれた背景も話せるように準備しておこう」と思いました。

実は、残念ながら、実際にレッスンになるとこの準備は使えないまま終わりました。するべきタスクが多くて時間が足りなかったのです。テキストの単語や文章を先生が読み上げて、それをリピートします。簡単、そして退屈すぎる!!!

最後のパートだけは一気にレベルアップ

ただ最後のパートだけは一気にレベルアップ。テーマについて書かれている日本語の文章を英訳するよう言われます。今回習った語彙以外の表現が山盛りで、四苦八苦しながらたどたどしく訳しました。

最後にテーマについてのフリートークが3分ほどありましたが、その時点ではなんだか頭が全く回らない感じで、レッスン前の意欲がどこへやら、全然うまく話せませんでした。私がぶっつけ本番に弱いタイプだからかなぁ。ちょっと悔しかったです。

結論として、今回のレッスンは期待外れでした。前半部分、せっかくの外国人との短い会話の時間にテキストを読み上げるのはもったいない気がします。後半部分、私が疲れ果てた最後のパートとフリートークこそ、きっちりとするべき内容です。

このようなレッスンの内容のアレンジは生徒が積極的に提案すれば自由に変えてもらえます。この部分はスキップして、こういった内容を追加したい、という要望もOK。自分好みの教材の使い方を実際にレッスンを受けながら探し、それをきちんと提案する自主性がレッスン効果を左右すると言えると思います。

プラスレッスンチケット

ビーチと本とサングラス

お気づきでしょうか?本来、二回しか受けられない体験レッスン、私は四回も受けさせてもらったことに。

今回、ちょっとしたトラブルからレッスン時間が短くなったことが二回ありました。生徒側でなく講師側、あるいはスクール側の理由で発生したトラブルについては、そのお詫びという意味で「プラスレッスンチケット」という追加で無料レッスンを受ける権利をもらえます。

実は最初の一回目はこちら側の設定の問題だったのですが、それでもチケットをもらえてすごく得した気分です。

DMM英会話公式サイト

DMM英会話の特徴とおすすめポイント

キーボードとゴールドのノートとペン

必要なものはSkypeのみ

DMM英会話の会員登録はとても簡単で、メールアドレスと自分が決めるパスワードを入力するだけ。DMMから送られてきたメールに記載されているURLにアクセスして、「利用規約に同意」をチェックすれば登録完了です。

基本的に必要なものは無料のアプリケーションSkypeのみです。Skypeで通話するために必要なヘッドセットやWebカメラなどは使用する機器によって異なりますので、それぞれ準備してください。特に、デスクトップパソコンの場合はこれらの周辺機器が別途必要となる可能性があります。

一方、ノートパソコン、スマートフォン、タブレットは既についているカメラとマイクでOK。Skypeを既に使ったことがあるという人であれば、「とにかく簡単に始められる」というのが魅力です。

Skypeが初めてでもインストール自体は簡単なので心配は要りません。無料のアプリケーションをダウンロードして、インストール、ユーザ登録。これで完了です。Skypeはコミュニケーションツールとしてとても便利なものですので、この機会に使い始めてみるというのもいいと思います。インストール時に何かトラブルがあったときは、フォームを使って問い合わせをすればちゃんとサポートしてくれますから心強いですよね。

POINT

一点だけ、気をつけないといけないのが「プロファイルの設定」の「見つけやすさ」という項目の設定です。ここの「検索結果と推奨事項に表示する」のチェックが外れている場合、講師から生徒のSkype名が検索できません。DMMに限らずSkypeを使ったオンラインレッスンを受ける場合はこの部分をチェック!これだけ気をつけましょう。

レッスンに対するリクエスト

メモ帳の上に置かれたボールペン

レッスン予約をするときはSkype名、性別、生年月日などの自分の情報の他、レッスンに対するリクエストとしての項目を選択します。レッスン内容としてフリートーク、オリジナル教材、出版社教材を指定できるだけでなく、レッスン前の自己紹介の有無や講師が英語を話すスピード、文法や発音が間違っているときの対応など、細かくリクエストできます。必要であれば英語の文章で記述してより詳しく伝えることもできます。

ワンパターンになりがちな自己紹介はなしにしてすぐにレッスンを始めるけど、会話を楽しむことを重視したいので文法や発音の間違いをいちいち直されたくない、といった風に25分間のレッスンを自分好みにカスタマイズするというわけです。

レッスンは24時間いつでも受けられ、予約やキャンセルも開始30分前までOK。思い立ったらすぐにレッスンが受けられる気軽さが嬉しいです。

頼りになる緊急時チャットサポート

DMM英会話に関する問い合わせは基本的にSkypeのチャット、もしくはフォームに記入しておこないます。音声通話でのサポートがないのが残念ですが、Skypeのチャットサポートは予想以上に頼りになります。対応時間が朝9時から深夜1時までと長い上、連絡するとすぐに返事が返ってきます。対応も丁寧でよく教育されているという印象で、やりとりが非常にスムーズでした。

一方、レアジョブのサポート窓口はSkypeでの無料通話での対応で、夕方6時から夜の10時まで。どちらかと言うと私は通話の方が手早く済むので好きですが、チャットでの文字入力が面倒でない人なら時間が長い分DMMのサポートの方が緊急時に役立つかもしれません。

レッスン以外のプログラム

タブレットとアプリ

オンライン英会話専業のレアジョブと比べて多角的な経営をしているDMM。レッスン以外のメニューを見てみると、なかなか興味深いものが並んでいます。生徒からの英語の質問に専門家が回答してくれるサービスは無料で利用できるので是非使ってみたいですし、4都市で開催される有料のセミナーも興味深い内容で是非一度参加してみたいです。

中でも私が一番気に入ったのは有料ですが安価な単語学習システムiKnow!です。パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットでもアプリをダウンロードすれば同様のサービスが受けられます。体験レッスン中にiKnow!も無料体験できるので、スマートフォンに入れて単語の勉強も毎日してみました。ちょっとした隙間時間を上手に活用できるのがいいですね。

単語や文章をこまめにインプットして、レッスンの時にどんどん使う!この繰り返しで英語表現は豊かになるのです。日々の努力は裏切らない!頑張りましょう。

POINT

レッスン前の予習は大切!
レッスンを受ける前、私が心掛けているのがちょっとしたレッスン前の準備、つまり予習です。これは10分程度、ほんの短い時間でいいんです。けれどもこの10分の積み重ねがじわじわと確実に効いてきます。ふと時間の空いた時、何の準備もせず気軽に外国人と話すのはそれはそれで楽しくて、英語に触れる良い機会ではあります。けれども、ただただおしゃべりをしているだけでは、あまり実力の伸びは感じられないでしょう。やはり、「きちんと話せるようになる」ことを目的に考えた場合、レッスン前に「今回、何をどう話すか」を意識して新しい語彙や表現の確認といった準備をすることが必要不可欠だと私は思います。

関連:【DMM英会話の評判】多国籍講師だけじゃない!大手の安心感と”サービス拡大力”

まとめ

明るい部屋の中でノートパソコンのキーボードをタイピングする手

DMM英会話のシステムや体験レッスンの様子について色々と書きましたが、結論として特別な効果を実感することはありませんでした。というのも大手格安オンライン英会話スクールは各社ほとんど同じような仕組みでレッスンを提供しており、使い勝手の点で他のスクールと大きな違いはなかったという理由からです。

ただその中で印象的だったのはDMM英会話の講師の多彩さと費用の安さでした。本当に英語を話せるようになるためには細く長く続けることが大切。

そして地道な努力の継続に欠かせないのがモチベーションの維持です。オンライン上で色々な国の先生と出会い、英語の勉強のためだけでなく、さまざまなことに関心を向けて勉強を続けるのにDMM英会話はイチ押し。スクールシステムもしっかりしており、コストパフォーマンスの高さは今まで体験したどこのスクールにも勝っていると感じました。

そういった意味では、レッスンをしっかりと続けることで確実に英語を話せるようになるオンライン英会話スクールの一つだと思います。

DMM英会話公式サイト