【英語で”お尻”って何て言うの?】お尻を意味する色々な言い方・使い方

今回は色んな「お尻」をあらわす英単語をご紹介したいと思います。
「お尻」をあらわす様々な英単語
「hip」:日本でよく使われているhipの意味と使い方
日本ではお尻と言えば英語で「hip(ヒップ)」という単語がよく聞かれますよね。
ですが、実は「hip」は「お尻」ではなく「脚の付け根あたり側面の部位」です。英語では「hip=お尻」というイメージで使われることはありません。
↓「hands on hips」で両手を腰に当てるポーズになります。

なぜ日本ではヒップがお尻になったの?
服(パンツ・ズボン)のサイズを測るとき、「ヒップ」は「腰骨の少し下、お尻周りの一番膨らんでいる部分」を指す用語になります。もしかしたらここから「ヒップ=お尻」という形になったのかもしれません。
「butt」「bum」「bottom」:一般的な「お尻」という単語
「butt」は主にアメリカ英語で一般的な「お尻」という意味になる単語。「buttocks」の略。吸い終わったタバコのお尻の部分を「cigarette butt」と言ったりします。
「bum」はイギリス英語のスラングで一般的に「お尻」として使われる言葉。「bum」は子供に言うとき2回繰り返して「bum bum」と言うことも。子供が「お尻フリフリする」と言うとき「shake my bum」というような使い方をします。
「bottom」もイギリス英語でよく使われる言葉。こちらはもう少しフォーマルな場でも使える一般的な表現です。
「rear」「backside」「behind」:フォーマルな言い方
「rear(後ろ)」「backside(後ろ側)」「behind(背後)」というような表現を「お尻を意味する言葉」として使うことで、あまりにも直接的な言い方をせず「お尻」と伝えることができます。
フォーマルな場ではこういった言い方をするのが間違いありません。誤解を生みそうな言葉はあまりはっきりと言うのではなく、少し丁寧に言い含める方が上品なのは日本でも同じですよね。
これらは言い含めた言葉ではあるんですけど、別に遠回しに聞こえるというわけではありません。「backside」と聞けばパッと「お尻」をイメージするくらいには直接的な表現です。でも別に下品ではないのでフォーマルな場で問題なく使える言葉。
「tush」「heinie」:かわいらしい言い方
この2つはどちらもアメリカ英語で、「tush」は古い言い方ですが、大人が子供に向かって「Sit down on your tush(お尻つけて座りなさい)」のように言ったりします。
「heinie」は子供が言うかわいらしい言い方で、「Watch out, or you’ll land on your heinie!(気をつけないとお尻を打つよ!)」のように使います。
「buttocks」「posterior」:医学的な言い方
アメリカ英語の「buttocks」、イギリス英語の「posterior」は、堅苦しいというかお医者さんの説明のような「臀部(でんぶ)」という言い方。
日本でもそうですが、友達との会話で「臀部(でんぶ)」という言葉を日常的には使いませんよね?それと同じで「buttocks」「posterior」もあまり聞くことはありません。
「booty」:主に女性のセクシーなお尻
アメリカ英語「booty」は女性のセクシーなお尻を指すことが多い言い方。アメリカ英語なんですけどイギリスでも結構使われているそうです。
「ass・arse」:スラング・下品な言い方
お尻のことをやんちゃに言うのが「ass」=「ケツ」という言い方、イギリス英語では「arse」。下品な言い方なので使い方には気を付けなければいけません。
ただ、「pain in the ass」みたいにいろんなスラングの中に入ってることも多く、洋画や海外ドラマを見ていてもよく聞きますよね。「ass」のスラングや使い方について詳しくは以下の記事でまとめました。
まとめ
お尻には色んな言い方がありますが、シチュエーションによって結構使われる言葉が違います。
基本的には「butt」がよく使われます。少しフォーマルな場では「rear」「backside」のような当たり障りのない言い方が無難。
以上、英語で「お尻」を意味する言葉でした。