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「Turn left」と「Turn to the left」の違い~ニュアンス・意味の違いや使い方~

道しるべ

投稿者:sakura

車の運転中や道を歩いているとき。一緒にいる人に「左に曲がって」「右に曲がって」と言うとき、英語では「Turn left」「Turn right」と言います。

ですが「Turn to the left」「Turn to the right」とも言いますよね。僕も学校などではこちらを習った気がします、あんまり覚えてないですけど。笑

そしてこれらはどちらも正しく、文法的にどちらかが間違っているというわけではないようです。

でも少しニュアンスが違うようで、この差やニュアンスが意味することを調べてみました。するとすごく分かりやすくて良い答えがありました。

「turn left/right」と「turn to the left/right」の違い

ピンクのラグの上に散らかった眼鏡や小物

「turn left/right」と「turn to the left/right」はどちらも「左/右に曲がる」という意味ですが、微妙に違うニュアンスで使い分けられているようです。

結論から言うと、

  • 「turn left/right」は「曲がる」
  • 「turn to the left/right」は「体を向ける」

という感じ。

これをもっと分かりやすく、より具体的な話をしながら解説してくれているものがありました。英語の単語やフレーズの意味、文法的な正しさについてのQ&Aフォーラムサイトなんですが、英語ネイティブの人が回答者としてたくさんのリアルな話をしてくれています。

そこに書かれていた「Turn to the right/left, Turn right/left?」という質問に対して、以下のような回答がありました。

Both are fine, but if you tell me to turn to the left, I may stand in place, but rotate my body.

A: I can’t find my glasses.
B: They’re right there, next to you.
A: Where?
B: For heaven’s sake. Turn to your left. Good. Now look at the table right in front of you. Yes, there.

If I am driving/walking, and you say “turn left" I will change the direction I am travelling.

Of course, if I’m driving and you say “turn to the left" I won’t look out the side window but continue to drive straight forward — but I will wonder just a bit why didn’t just say “Turn left."

https://www.englishforums.com/

答えの冒頭では「どちらも問題ない、でも"turn to the left"と言われたらその場で左を向くかも」ということを言っています。

その後に面白い会話形式の例があり、"turn to the left"を使う場面を分かりやすく教えてくれています。

余談ですが、会話の最後の文に出てくる“For heaven’s sake"は、「勘弁してくれよ」「お願いだから」「頼むよ」みたいな感じのニュアンスの一言。こういった英語の会話を見ると「英語ネイティブの人の会話を生で見ている」というような気がしてすごく勉強になります。こんなセリフがサラッと出てくるようになったらかっこいいですよね、今度使ってみよう(´・ω・)。

そして最後には「運転中とかに"turn to the left"と言われても分かるけど、でもその後少し『なんでただ"turn left"って言わなかったんだろう?』と思う。」と言っています。

なんとも感覚的な話、抽象的なニュアンスの話ですが、それがとても分かりやすく解説されています。

まとめ

ピンクの花と洋書とコーヒーとドーナツ

今回は「turn left/right」と「turn to the left/right」2つの違いについてでした。

大きな違いや文法的な間違いがあるわけではなく、どちらでも伝わるのは伝わるのでダメではない。でもそれぞれ使う場面が少し違う、という細かいニュアンス部分での違いでしたね。

日本語に訳すと全く同じ言葉になるとしても、実際には少しニュアンスが違うという言葉は結構たくさんあります。なので単語やフレーズの意味だけを覚えるのではなく、こうして感覚的に理解するのも、英会話を学ぶ上で大切なことなのではないでしょうか。