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“英語が話せるようになる人・ならない人”の違い

僕が3年間の海外生活で出会ったたくさんの日本人たち。

みんな少なからず英語に興味があり海外にやってきたのだと思いますが、英語がすぐに話せるようになる人もいれば、1~2年海外に住んでいてもほとんど英語が話せないという人もいました。

今回は僕が気づいた「英語が話せるようになる人・ならない人の違い」や、日本人が英語を話せるようになるために必要なことについてお話しします。

英語力ほぼゼロで日本を飛び出してみた

僕は学校の授業で習った程度の英語力、つまり全然英語が話せない状態で日本を飛び出しました。

人生初海外、降り立った地はオーストラリア。英語力がほぼゼロなだけでなく、お金は残り10万円しかない、ケータイも使えない、今日泊まる宿もない。そんなベリーハードモードでワーホリ生活開始。(詳しくはこちらの記事にて)

合計3年間の海外生活の中で僕はたくさんの日本人と知り合う機会がありました。彼・彼女たちと話をしていると、すぐに英語が話せるようになる人・ならない人の違いというか、それぞれの人たちに共通点があることに気づきました。

英語が話せるようになる人・ならない人の違い

結論から言うと、能動的な人はすぐに英語が話せるようになり、受動的な人は話せるようになるスピードが遅いということを強く感じました。

例えば、

  • 語学学校に通って毎日英語を勉強している
  • 友達や学校が主催するアクティビティに参加する

一見すごくしっかり行動しているように感じますが、これは受け身、受動的です。

海外に留学する多くの日本人が語学学校に通い、毎日授業を受け、アクティビティに参加して他の国の生徒と一緒に遊んだりしていますが、それだけで英語が話せるようになったという人に僕は出会いませんでした。

能動的な人

逆に能動的な人は本当にすぐに英語を話せるようになる人が多かったです。

ワーホリに来て3ヶ月も経たないうちに英語ネイティブの友達と楽しそうに冗談を言って笑い合いながら会話ができるようになっている、そんな人も割といました。

語学学校に通っているかどうかはあまり関係なく、積極的に海外の友達を作る機会があれば顔を出し、自分から誘ったりランゲージエクスチェンジを探して参加する。そんな能動的な人はやっぱり成長速度が全然違います。

語学学校に通っているだけ、もっと言えば学校にも行かず部屋にこもってアニメを見たりゲームをしたり、日本人の友達だけでお酒を飲みに行くだけ。これだと英語は話せるようにはなりません。

もちろん海外に来た目的は人それぞれなのでどう過ごすかは自由ですが、英語を話せるようになりたいのであれば能動的であるべきです。

英語人格がある

言語を習得するにはまず「その国の人っぽくなる」のが一番。

僕は海外留学中にたくさんの日本人と知り合いましたが、すぐに英語が話せるようになる人は決まって「外国人っぽい」ところがあったように思います。

例えば、初対面の人にはいつも礼儀正しく「Thank you very much.(ありがとうございます)」という人よりも、「Thanks! I like your shirt!(ありがと!そのシャツいいね!)」みたいな人の方が圧倒的に早く英語を話せるようになることが多いです。

逆も同じ。とても自然な日本語を話す外国の人を思い浮かべてみてください。日本語が上手だと褒められたとき「いえいえ、そんなことないですよ~」みたいに日本人っぽく謙遜するイメージがありませんか?そこで「ハイ!ワタシニホンゴハナセマス!HAHAHA」みたいな人はあまり日本語が上手くない確率が高いように思います。(僕の個人的な感想です。笑)

たくさんの外国語を話すマルチリンガルの人は、それぞれの言語によって性格が少し変わるというか、その言語の人格があるといいます。これが効率よく言語を習得するポイントなのかもしれません。

日本人の英語が上達しない理由

能動的かどうかの他にも、"英語を話せるようにならない人"には共通点があります。これは当初の僕にも当てはまっていたことです。

僕がオーストラリアで暮らし始め、なんとか生活が安定してきたとき。あるオーストラリア人男性と知り合って一緒にお酒を飲む機会がありました。

その彼に言われて衝撃的?だったことがあります。

「だから英語を話せないんだよ。」

…まあこれは僕を直接責めたわけじゃなく、日本人全体を指して言ったことなんですが。

それじゃいつまで経っても上達しない

彼の言った言葉の内容は、簡単に言うと「話せるようになってから話したい。それじゃいつまで経っても上達しないよ。」という、当時の僕にはまさに図星なことでした。

僕だけじゃないと思いますが、英語を勉強していると「間違った英語を使うと恥ずかしい」という気持ちがあります。そのせいで完璧主義気味になり、準備を入念にしないと挑戦できなくなってしまいがち。

さらに悪いことに、その準備はいつまで経っても十分にはなりません。もうちょっとボキャブラリーを増やしてから、もうちょっとインプットしてから…。そう思っているうちにどんどん機会を逃してしまいます。

“正しい英語"

日本人は"正しい英語"を使いたがります。ですが実際は日常で正しい文章で話すことなんて滅多にありません。

「私は今日カフェでコーヒーを飲みました、そのコーヒーはすごくおいしかったです。」

なんて日本語で友達に言わないですよね?

「今日カフェ行ってんけどそこのコーヒーめっちゃおいしかったわー」

みたいな感じで、日常では崩れた文章がむしろ通常です。英語も一緒。主語だって言ったり言わなかったりします。

文法を完璧にする必要はない

今まさに英会話の勉強をしていて、「もう少し勉強してから話す機会を作ろう」と思っている人は、あとどれくらい勉強してからスピーキングに挑戦するのか準備期間をあらかじめ決めておきましょう。

もちろん単語はたくさん知っている方がいいですが、文法に関しては初心者が時間をかけて勉強するのはあまり効率がいいとは言えません。友達と喋るようにただ英語でコミュニケーションを取りたいのなら、「正しい言葉」はかえって「他人」の距離を保ってしまうので仲良くもなりづらいです。

つまり一人で英語を勉強していても全然良いことなんてないので、その時間を別の方向に使いましょう。

英語は話さなければ上達しない

僕はオーストラリアに渡ってしばらくの間「英語が話せないせいで話す機会がほとんどない」という状態でした。悪循環。

ですが、「このままではダメだな」と思っていた頃にタイミングよく(?)ネイティブの友達ができました。その友達と話すことで僕の英語力は急に伸び始めました。

それでもいきなり話せるようになったわけじゃありません。ちゃんと意識していたことがあります。それは、「会話していて上手く言えなかったことを二つ、次回までに調べておいてすぐ使う。」という方法。

分からないことを見つける→学んだらとりあえず一度使う

この二つが大事なことだと経験から学びました。

スピーキングへの抵抗をなくす

僕は“語学は自分が話すことで出来るようになるもの"だと実感しました。

なんでもそうですが、10学んでも使わなければ8は忘れてしまいます。まずは自分が話すことで効率よく覚えられるのに、多くの日本人は例え海外にいたとしてもスピーキングに抵抗を感じています。

ですが、その「スピーキング」という重い一歩目を前に出せば後は驚くほど速く上達していきます。

今は簡単に英会話ができる

でも、実際に「話してみよう」となるとそう簡単にはいきません。日本にいればなおさら難しいことです。その機会をどのようにして作るか。

僕も日本に帰ってきて英語を使うことがなくなってしまい、どうにかして話したいと思っていたのですが、つい最近「オンライン英会話」を始めました。知ってる人も多いとは思いますが、スマホやパソコンで自宅から英会話レッスンが受けられるやつです。

もちろんこれはスクールなので入会すると月額5,000円程度のお金がかかりますが(それでも格安価格ですが)、無料体験レッスンを行なっているスクールが本当にたくさんあるので、それらをはしごすればしばらくの間は完全に無料で英語が話せます。

さらに相手はプロなのでしっかりと教えてくれます。ネイティブの友達ができてもレッスンはしてくれませんからね、友達と話すより断然効率良く英語を話せるようになります。英語を話す機会を作る方法としては間違いなくこれがベストでしょう。

オンライン英会話について詳しくは↓こちらの記事でお話ししています。

初心者ほどアウトプットが重要

初心者は単語や簡単な質問・答え方などのフレーズを少し覚えたら、早い段階でアウトプット、スピーキングに挑戦するのがおすすめです。

前述のオンライン英会話であれば自己紹介の仕方から教えてくれるので「ほとんど英語話せない」という状態で始めても大丈夫。

「簡単なやり取りであれば意外とすぐにできるようになる」ということ、「英語でコミュニケーションが取れると楽しい」ということを早いうちに体感しておくと、その後の英語学習の効率が格段に高くなります。

初心者こそ早めにスピーキングに挑戦すべき!

「言いたかったことをメモして英語にしておく→覚えた英語をすぐに使ってみる」を繰り返すだけでどんどん話せるようになっていきます。

中級者からはインプット重視

逆に中級者からはインプットを多くするのがおすすめ。

ある程度英語を話せるようになると、知らない言葉があったとしても自分なりの英語で言い換えて伝えられるようになります。自分の知っている英語でスムーズに会話できるようになってきたら、自分の知っている範囲外の英語を大量にインプットすることが英語上級者への近道。

例えば英語で言いたいことがあったとき、「自分だったらこう英語で言う」と思いついたフレーズではなく、他の人の言い回しやネイティブが使うような自然な言い回しを取り入れていくことが大切です。

中級者以降は「楽しく英語で会話する」というレベルを卒業して、「より自然な英語」を身に付けるために大量のインプットを意識しましょう。

おすすめのインプット方法

自然なネイティブの言い回しを一から学ぶなら、世界中でベストセラーになっている「English Grammar in Use」がおすすめ。全て英語で書かれていますがとても分かりやすく、絵などを見ながら視覚的にも理解できるようになっていて、英語を第二言語として学ぶ世界中の人に愛用されています。

あとはオンライン英会話のグループレッスンを受けて、自分と同じかそれ以上の英語レベルの人たちの言い回しに触れることで「自分ならこう言うけど、あの人の言い方の方が自然だな」というようこともよくあり、とても良い刺激になります。

他にはランゲージエクスチェンジなどを利用する手もありますが、ランゲージエクスチェンジは参加する人のレベルがバラバラなためどちらかというと初心者向け。中級者以降はレベル感が同じ生徒同士でレッスンが受けられるオンライン英会話の方がストレスなく取り組めます。

まとめ

英語は話さずして上達しません。逆に、自分から積極的にスピーキングの機会を作って取り組めば英語を話すことはそこまでハードルの高いものでもありません。

英語初心者だからといって教科書とノートで勉強するよりも、オンライン英会話で実際に話しながら効率良く英語を学んだ方が早く話せるようになるのは間違いないでしょう(。-`ω-)

以上、英語が話せるようになる人・ならない人の違いと、日本人が英語を話せるようになるために必要なことについてでした。